開業するなら知っておきたい！今人気の居抜き物件って何？
お店を開業する際の物件探しなどで、不動産から居抜き物件と呼ばれるものを紹介されることがあります。
素敵な店舗をオープンするためにも、居抜き物件とはどういうものであるのか知っておきたいものです。
居抜き物件の特徴やメリット、デメリットについて紹介していきます。
そもそも居抜き物件とは？スケルトンとの違いを知ろう。
店舗用の物件には大きく3つ、居抜き物件とスケルトン物件、そして店舗付き住宅が挙げられます。
スケルトンと呼ばれるものは、まったく空っぽの状態の建物の状態のことです。前にお店や事務所をしていた人が、内装も外観もすべて借りたときの状態に戻して売りに出されている物件です。内装設備などもまったくなくて、建物の躯体のみです。
一方の居抜き物件は、全部ではないですが、店の中のキッチンやテーブルが前に使われていたまま残されていたり、外観のテントが付いたままであったりします。内装や什器、厨房機器や設備などが一部残っていると物件です。
近年、居抜き物件は増えており、同系の店舗を開業する場合などに好んで居抜きを選ぶ人も見られます。
居抜き物件のメリットとは？メリットを知って上手に活用しよう！
前のテナントの設備や什器などがいくらか残っている居抜き物件は、それらを上手に活用することで店舗開業にあたっての初期費用が節約できることがまず大きなメリットです。一から工事しなくて済むので工事費用も抑えられますし、家具や什器も使える物は使うことで新しく買い揃える物を減らすことができるでしょう。
またできることならお店は早くオープンしたいものです。居抜き物件の場合、リフォームにかかる施工時間も短くて済むので、早く開業できて収入がない時期も短縮できます。
そのほかにも、前のテナントに来ていた客が、新しくなった店舗に来てくれる期待が持てるので集客にもつながると言えるでしょう。
良い居抜き物件を賢く利用したいものです。
頭に入れておきたい居抜き物件のデメリット
居抜き物件はお得なように思えますが、デメリットもあることを頭に入れておきましょう。
まず個性的でこだわりのあるお店にしたい人にとっては、空っぽの状態のスケルトンのほうが使いやすいケースが見られます。また居抜きの状態によっては大きく内装などを変更しなければならない場合もあり、逆に工事費用がかかってしまうこともあるのです。
居抜き物件の場合、前のテナントと新しくオープンする店舗のジャンルやテイストが似ているかどうかも大きなポイントになってきます。残されている設備や家具類が自分の開業にとってプラスになるかどうかを、慎重に確かめてから決めたいものです。
また中には古い居抜き物件もあり、残されている設備機器などが使えない場合もあるので、注意しましょう。